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「1997年9月25日北海道新聞」
北海道新聞に掲載される

脱サラ…故郷で ハム手作り
.......銭函の柴野さん夫妻

本当においしいハムを食べてもらいたい、と小樽出身の元大手ハム会社員が脱サラして故郷にハム・ソーセージ工場(銭函一)を建て、手作りハムの生産を始めた。原料も製法も「本物」にこだわったハムで、顧客も口コミで増え始めている。

本場ドイツの味評判
口コミで本州から注文も

 この人は柴野幸也さん(五〇)。柴野さんは長年、東京の大手ハム会社に勤務。埼玉県、兵庫県などの工場で品質管理などの仕事に携わってきたが、「量産のハムは食品添加物などを多く使い、疑問を持った。本当においしいハムを作るには手作りしかない」との思いが募り、五十歳を機に今年三月に退職した。妻の美知子さん(四八)とともに銭函に移り住み、ハム造成会社「アリスピアハム」を設立した。  退職金で一階が工場と事務所、二階が住所の建物を七月に建て、操業を開始。柴野さんのハム、ソーセージは、北海道産の新鮮な生肉だけを使い、ドイツの伝統的な手作り製法で作る。そのためハム一つにも一週間から長いものは一ヶ月近く熟成させて作る。また、保存料などの添加物は極力控えている。
 できあがったハムは、豚肉本来の味わいが生きているのが特徴。増量剤などを使わないため、値段は割高になるが、それでも「ハム、ソーセージの風味は絶対満足してもらえます」と柴野さんは話す。
 完全手作りのため、量産はできないが、それでもロースハム、ベーコン、粗びきウインナーソーセージなど約三十種類を生産している。ほかにも熟成段階でハチミツに漬け込み、ほんのり甘いハチミツ漬けボンレスハムなどの製品がある。
 現在、工場での直売と電話注文による通信販売が主。「出来上がりまで時間がかかるので、注文してから二−三週間かかります」というが、口コミで遠くは本州からも注文が舞い込みはじめた。
 「採算に乗るのは難しいが、一人でも多くの人に食べてもらいたい」と柴野さんは夫婦二人三脚で「手作り」にこだわったハムを作り続けている。同社の連絡先はTEL:0134・61・2081。」


1998年4月...ホームページ開設、通信販売開始


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